フェニーチェ歌劇場友の会
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ヴェネツィア音楽散歩(17)

カンナレージョ地区編 マドンナ・デロルトからストラーダ・ヌォーヴァ

ゲットーの北側の橋を渡り、右に曲がって運河に沿って歩く。2つ目の路地を左に曲がり、そのまま北に歩き、橋を2つ渡ったら右に曲がる。

マドンナ・デロルト教会
この美しいゴシック様式の教会はティントレットの作品と彼の墓があることでも有名である。1687年、フランス大使はルイ14世の病気の治癒を祝う「美しい音楽つきの」ミサをあげさせている。1727年9月19日、ヴィヴァルディはこの教会でテ・デウムを演奏した。同日、そのしばらく後に教会の庭の正面、ラグーナの上に特別にしつらえた舞台の上で、三声のセレナーデ「L'unione della Pace e di Marte」を演奏した。
マドンナ・デロルト教会 ティントレットの家のパネル

教会の前の広場から橋を渡ると小さな広場にでる。次の橋の手前左側にティントレットの家がある。橋を渡ってまっすぐ、運河に突き当たったら左にまがりまっすぐ歩く。橋を渡って突き当たりを道なりに右に進む。すぐに手すりのない橋が見えるが、ヴェネツィアの橋はかつてはこの橋のように手すりがなかった。
運河に沿ってそのまま南に歩く。この運河の反対側、ポルティゴ(柱のあるアーケード)のあたりに作曲家のガルッピが住んでいた。さらにまっすぐ歩き、サン・フェリーチェ教会の脇に出たら左に曲がる。
手すりのない橋 ガルッピが住んでいたあたり

道幅の広い通りに出る。この道はストラーダ・ヌオーヴァ(新しい道)という名前で、名前が示すとおり、かつては運河だったところを埋め立てて作られた道である。鉄道の駅ができた後、リアルト方面への交通の便をよくするために作られた。

パラッツォ・ファリエーロ
ストラーダ・ヌオーヴァを端まで歩くとサンティ・アポストリ教会のある広場に出る。そこから南側、運河越しに見えるのがパラッツォ・ファリエーロである。ドニゼッティのオペラ「マリン・ファリエル」の主人公、マリン・ファリエーロはこの屋敷の主であった。ドージェであった彼は共和国に対して反乱を企てたとして十人委員会に逮捕され、処刑された。パラッツォ・ドゥカーレの大評議会の間に歴代のドージェの肖像が描かれているが、唯一黒い幕で覆われているのがこのマリン・ファリエーロのものである。屋敷は現在、ホテルや商店などが入っている。

ストラーダ・ヌオーヴァ パラッツォ・ファリエーロ

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