フェニーチェ歌劇場友の会
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ヴェネツィア音楽散歩(19)

サン・ポーロ、サンタ・クローチェ地区編 リアルトからサン・カッシアーノ教会


サン・ジャコメット教会

サン・ジャコモ・デ・リアルト教会ともいう。ヴェネツィア本島最古の教会のひとつである。教会のファサードに大きな時計が設けられているのは極めて珍しいが、目の前がリアルトの市場であるため、ビジネス上の必要から設置されたのであろう。1571年、教会前の広間でドイツ商人たちが(ドイツ商人館はリアルト橋を渡ってすぐのところ)、レパントの戦いの勝利を記念して3日連続の祝宴を張った際に、作曲と指揮をアンドレア・ガブリエリに依頼した。ミサ曲が歌われた後、ラッパ、笛、太鼓の行進があった。現在でもたまに教会内でコンサートが催されている。

リアルト橋から続く道をそのまままっすぐ歩き、最初の四つ角を左にまがり、2つ目の路地を右に曲がってまっすぐ。Sottoportego de le do spadeまで歩く。

オステリア・ド・スパーデ
ヴェネツィアには何百年も前から営業しているバーカロ(ワインバー)が何軒もあるが、そのひとつ。ただ最近経営者が変わったようで、ちょっとモダンなインテリアになった。店の名前もやっている場所も同じだけれど、中身はまるで別物、というのもヴェネツィアではよくある話である。この店(というか、ここにかつてあった店)はカサノヴァがよく通っていたことで有名。女性を連れてきて、飲んだり食べたりした後は2階の個室にしけこんでいたらしい。
サン・ジャコメット教会 ド・スパーデ

ド・スパーデの前をそのまま真っ直ぐ歩いて突き当りを左に曲がり、際の角を右に曲がって直進すると、、教会に突き当たる。

サン・カッシアーノ教会
ティントレットの素晴らしい絵が見られる。特に「キリストの磔刑」は特筆モノである。主祭壇の後ろの絵にはオルガンが描かれているが、ティントレットの作品に楽器が描かれているのは珍しい。彼自身は楽器を巧みに演奏したようであるが。教会の前の広場はかつては娼婦の溜まり場であった。
サン・カッシアーノ教会(右)と広場

教会を右手に見て進むと広場の両側に橋があるので、左側の橋をわたり真っ直ぐ歩く。突き当たったら左折し、最初の角を右に曲がり、橋を渡ると小さな広場に出る。

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