フェニーチェ歌劇場友の会
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ヴェネツィア音楽散歩


カナル・グランデ編

カナル・グランデ(大運河)はヴェネツィア本島を逆S字型に貫く大動脈で、その両岸には数々の歴史的建造物が立ち並ぶ。もちろんそのなかには音楽家もしくは音楽作品にゆかりの深いものも数多くある。本編ではこのカナル・グランデを鉄道の駅からサン・マルコまで1番のヴァポレット(水上バス)にのんびりと揺られながら、そういった音楽に関連する建物やその他の文化的な事柄について解説を加えてみようという趣向である。なお、途中の停留所で寄り道をすることもあるかもしれないので、切符は1日乗船券のようなものを買っておくとよい。旅行者用の切符として、半日、1、2、3、7日間有効な切符が売られている。最初に乗船する際に日時を打刻すれば後は乗り降り自由なので、大変便利である。最近の切符はICカードになっており、乗船前に機械にタッチする。なお、水上バスにはたまにスリがいるので、混んでいるときは気をつけること。それでは出発!

サン・マルコ地区編
サン・マルコ地区はヴェネツィアの中心であり、年中観光客でごった返しているが、音楽に関連する建物もこの地区に集中している。音楽家ゆかりの場所を徒歩で歩いてみよう。この地域はカフェやバールなどもたくさんある。歩き疲れたら、立ち飲みのワイン居酒屋バーカロでオンブラ(白ワイン)を一杯。おなかが空いたらヴェネツィア名物のサンドウィッチ、トラメッツィーニをどうぞ。それでは出発!

カステッロ地区編
カステッロ地区はサン・マルコ地区の東側に位置し、高級ホテルが並ぶスキアヴォーニ河岸を除けば、庶民的で落ち着いたエリアであり、散歩にはもってこいの場所である。この地区で音楽史的に価値のある建物といえば、ヴィヴァルディに関連するものである。彼はこの地区で生まれ、育ち、仕事をしていた。彼にまつわる場所を中心に歩いてみよう。

カンナレージョ地区編
カンナレージョ地区はヴェネツィア本島の北に位置し、庶民が多く暮らした地域である。音楽史的な見地からすれば重要な建物は多くないが、駅の近辺を除けば観光客も少なく静かで、のんびり散歩するにはもってこいのエリアである。

サン・ポーロ、サンタ・クローチェ地区編
鉄道の駅とリアルト橋の間を占めるサン・ポーロ、サンタ・クローチェ地区は歴史も古く、音楽史の点からも面白い場所がたくさんある。サン・マルコ地区のような華やかさはあまりないが、ヴェネツィアという町の歴史の長さを実感させるような教会、広場、パラッツォがそこかしこにあり、興味は尽きない。カフェやバーカロもあちこちにあり、レストランも高級店から庶民的な店までいろいろとあるので、休憩や昼食にも困らないであろう。

ジュデッカ運河編
この散歩はサン・ジョルジョ・マッジョーレ島、ジュデッカ島およびドルソドゥーロ地区の運河に面したところをヴァポレットで行き来しながら音楽にゆかりのある場所を見て歩くものである。このあたりは音楽史的に見ればさほど重要なものがあるわけではないが、16世紀の天才建築家パッラーディオによる教会は見ごたえがあり、また天気のよい日にザッテレ河岸を散歩するのも気持ちのよいものである。


 

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